目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
「ん、どうした。佐藤の顔が赤い」
「熱でもあるのかなぁ?」
「体温計でしたら、たしかあの棚に……」
「おい、だれかつむぎに熱うつしたんじゃねえよな」
ぱたぱたと手際よく動いてしまう4人。
私はいちばん近くにいた西園寺くんのシャツの裾を少しだけ引っ張る。
「熱じゃありません。みなさんありがとうございます」
私が思わず両手で顔を覆うと、周囲からクスクスと楽しそうな笑い声が上がった。
「可愛いなぁ、つむぎちゃんは」
「全くだ。守り甲斐がある」
「えへへ、熱が無いなら良かったよ」
「……だから、俺以外を見るなと言っているだろ」
西園寺くんの低い呟きが、耳の奥に心地よく残る。
こうしてみんなで笑いあってる時間こそが、今の私にとって必要なバランスなのだった。
「熱でもあるのかなぁ?」
「体温計でしたら、たしかあの棚に……」
「おい、だれかつむぎに熱うつしたんじゃねえよな」
ぱたぱたと手際よく動いてしまう4人。
私はいちばん近くにいた西園寺くんのシャツの裾を少しだけ引っ張る。
「熱じゃありません。みなさんありがとうございます」
私が思わず両手で顔を覆うと、周囲からクスクスと楽しそうな笑い声が上がった。
「可愛いなぁ、つむぎちゃんは」
「全くだ。守り甲斐がある」
「えへへ、熱が無いなら良かったよ」
「……だから、俺以外を見るなと言っているだろ」
西園寺くんの低い呟きが、耳の奥に心地よく残る。
こうしてみんなで笑いあってる時間こそが、今の私にとって必要なバランスなのだった。