目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
連れてこられたのは、学校の裏手にあるおしゃれな隠れ家カフェだった。

「いつも生徒会室じゃ息が詰まるでしょう? はい、これ、頑張るつむぎ先輩へのご褒美」

差し出されたのは、ホイップがのった甘いココア。


「ありがとう。でも、西園寺くんに怒られませんか?」


「大丈夫。会長には『書類の買い出し』って言ってあるから」


小鳥遊くんは綺麗な指先で私の頬に触れ、悪戯っぽく笑った。


「二人だけの秘密ね。会長には内緒だよ?」

私はこくこくと頷き、温かいココアに手を添えた。
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