目立ちたくない地味子ちゃんは、冷徹会長に遊ばれて。
No.03
キーンと耳に響く蝉の声。
クーラーの効いた自分の部屋で、私はアイスを頬張る。
夏休みに入って一週間。
今日は、役員が私の家に集まって、資料の読み込み作業。
生徒会室でも良いのだけれど、今は清掃が入っているから……。
ピコン、とスマホが鳴った。
西園寺くんからの短いメッセージ。
『今から行く』
わ、ほんとに来るんだ……!
家に人を招くことも久しぶりで、少しだけ緊張。
部屋の片付けをしていると、インターホンからチャイムが鳴る。
玄関を開けると、そこには黒いTシャツ姿の優が立っていた。
「いらっしゃい、西園寺くん」
「……」
黙りこくる西園寺くん。何かおかしい。
「ど、どうかした?」
「どうかしたもなにも、つむぎ、本当につむぎか?」
え?と思い、全身鏡に視線を滑らせた。
……特に変わったところはない、けど
「いますぐメガネをつけろ。早く」
「へ?メガネ……」
そんなにメガネをつけないといけないの?
棚からメガネを取り出すと、そっと耳にかける。
「はい、つけました」
「ほんの少しはマシになったか……」
ぼそぼそつぶやく西園寺くん。
「あ、中入っていいよ、暑いでしょ」
「お邪魔します」
クーラーの効いた自分の部屋で、私はアイスを頬張る。
夏休みに入って一週間。
今日は、役員が私の家に集まって、資料の読み込み作業。
生徒会室でも良いのだけれど、今は清掃が入っているから……。
ピコン、とスマホが鳴った。
西園寺くんからの短いメッセージ。
『今から行く』
わ、ほんとに来るんだ……!
家に人を招くことも久しぶりで、少しだけ緊張。
部屋の片付けをしていると、インターホンからチャイムが鳴る。
玄関を開けると、そこには黒いTシャツ姿の優が立っていた。
「いらっしゃい、西園寺くん」
「……」
黙りこくる西園寺くん。何かおかしい。
「ど、どうかした?」
「どうかしたもなにも、つむぎ、本当につむぎか?」
え?と思い、全身鏡に視線を滑らせた。
……特に変わったところはない、けど
「いますぐメガネをつけろ。早く」
「へ?メガネ……」
そんなにメガネをつけないといけないの?
棚からメガネを取り出すと、そっと耳にかける。
「はい、つけました」
「ほんの少しはマシになったか……」
ぼそぼそつぶやく西園寺くん。
「あ、中入っていいよ、暑いでしょ」
「お邪魔します」