きみが光るたび、淡くなる
「よっしゃあーがり!」
「はいUNOって言ってないー」
「うわ出た。ゲーム弱いのに人のミスには目ざとい絹ちゃん」
「性格悪い奴みたいに言うな!気づいたら誰でも言うやろ!」
騒がしいメンバーを微笑ましそうに見つめる月葵。
その中でもしっかり手は動いてるから、大したものだと感心する。
「・・・あんなに楽しそうなメンバーは久しぶりに見た。俺たちを拾ってくれてありがとう、佐伯P(プロデューサー)
「こちらこそ、いい拾いものをさせてくれてありがとう、『LUXEON』」
改まったようにそう言ってくるので、私もメンバーの方を向いたままお礼を言う。
「はい、できたよー。1人あがったらおしまいにしてね」
意外とゲームが白熱しているのか、お互いを攻撃し合ってるのか、全員手札が多い。
「うわ、ご飯だ!食べたい!みんな、協力プレーだ!」
UNOに協力プレーとかあるのか・・・?
リーダーの声掛けで、スムーズにカードが捨てられていく。
・・・と、その時。
「ごめんね絹ちゃん!あーがりっ!」
裏切ったらしいこたが『+2』のカードを4枚出し、あがった。
「こったお前ぇ~・・・っ!」
「手札が一番多い人が負けね!」
「間違いなく俺なんだよそれはぁ!」
「はいはいごはーん、負けたお絹は準備手伝ってー」
「え、俺も手伝うよ」
「ありがとうリーダー」
わいわいと全員で準備をしながらカードを片付け、大きな机に6人で座る。
「お絹いつものやってよ」
「お前・・・それはないって。もう捨てるわアレ!」
「じゃあ決別記念に最後の一回!」
「もーさぁ・・・お前らぁ」
月葵の提案で絹が騒ぎ出し、こたもそれに乗る。
「うーちゃん、絹ちゃんがいただきますしてくれるから待っててね」
「・・・うん・・・?」
よくわからなくて疑問形で返すと、この会話を聞いていた絹が
「おい冬貴ぃ!余計なこと言うな!」
「ほら行け絹」
逢まで乗ってきて諦めたのか、絹がこちらから目を逸らしながら口を開く。
「はい、みんな手ぇ合わせて」
「可愛くないよ~ぶりっ子ぶりっ子!ぶりっ子マインド!」
「うるせぇ!ほんとに・・・なんなんだよ・・・」
揶揄わせて口調は荒いが、満更でもなさそうなので放っておく。
「美味しいご飯に感謝してっ」
素直な絹は月葵の『ぶりっ子マインド』に大人しく従い、ちょっとキーを上げて語尾を跳ねさせる。
これは・・・バラエティーいけるな・・・。
「いただきまっしゅ!」
「「「「いただきまっ・・・ww」」」」
「・・・いただきま・・・しゅ?」
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