きみが光るたび、淡くなる
本格活動開始!
大学卒業から1週間。
昨日はこたの誕生日&高校卒業パーティーをしたけど、私はプレゼントの用意が間に合わず、今日渡すことになっている。
「・・・全員いる、な」
独特のセンスをもつ逢によって『なめこの味噌汁room』と名付けられた6人の部屋には、もうすでに全員がそろっている。
「さて、私からのプレゼントだ。こっちに来て」
ポケットからスマホを取り出し、捜査してからメンバーが加工テーブルの中央に置く。
画面の再生ボタンを押すと。
『~~♪』
流れてきたのは、ポップで明るいイントロ。
そう、私からのプレゼントは『曲』だ。
『君の色で 僕を塗りつぶして
誤魔化さないで 運命なんてあやふや
僕だけを見てほしいの ねぇ、 逸らさないで』
ドラムのサッシンと、ウィンドチャイムの音で、いかにも『アイドル曲』なサビ入りをした曲は、2番に入ってまた穏やかで甘いメロディーに戻る。
『僕だけを見てほしいの ねぇ、 逸らさないで
君だけを見ていたいの 君の心を僕で染めさせて』
伸ばしで一度音楽が止まったあと、再びドラムでポップなメロディーが流れ、・・・曲が、終わる。
プロでもなければ制作チームもないので、仮歌は私だ。
・・・一応、男性でも歌えるような高さではある、はず。
「うーやん・・・」
メンバーが私のスマホを見て固まっている中、こたがゆっくりとした動作でこちらを見る。
「・・・っ、ありがとう!こんなにいい歌をプレゼントしてくれるなんて・・・も、もう俺っ・・・泣きそう・・・!」
「・・・そんなに喜んでもらえるとは・・・」
予想の10倍以上の反応をされ、思わず困惑してしまった。
「うーちゃん・・・・曲名。曲名・・・教えて」
冬貴が震える声でそう訊いてくる。
「・・・うん。これはLUXEONの新たな活動を祝う1曲目。『えのぐ ‐Vivid‐ 』だ」
「えのぐ・・・!び、ヴィヴィッド?」
不思議そうな長男冬貴に、末っ子こたがそっと耳打ちする。
「Vivid。鮮やかな、強烈な・・・あとは、生き生きとした、とか」
流石卒業したての勉強家元高校生。
私が込めた意味もばっちりだ。
「『えのぐ』という曲名には、歌詞にもある通り『僕の心』『君の心』をお互いの色で染める、という意味もある。加えて5人それぞれが自分の色を出せる曲になればいいな、と思っているよ」
表面上の意味だけを理解をしてもいい曲にはならないと思っているので、一応そう伝えておく。
昨日はこたの誕生日&高校卒業パーティーをしたけど、私はプレゼントの用意が間に合わず、今日渡すことになっている。
「・・・全員いる、な」
独特のセンスをもつ逢によって『なめこの味噌汁room』と名付けられた6人の部屋には、もうすでに全員がそろっている。
「さて、私からのプレゼントだ。こっちに来て」
ポケットからスマホを取り出し、捜査してからメンバーが加工テーブルの中央に置く。
画面の再生ボタンを押すと。
『~~♪』
流れてきたのは、ポップで明るいイントロ。
そう、私からのプレゼントは『曲』だ。
『君の色で 僕を塗りつぶして
誤魔化さないで 運命なんてあやふや
僕だけを見てほしいの ねぇ、 逸らさないで』
ドラムのサッシンと、ウィンドチャイムの音で、いかにも『アイドル曲』なサビ入りをした曲は、2番に入ってまた穏やかで甘いメロディーに戻る。
『僕だけを見てほしいの ねぇ、 逸らさないで
君だけを見ていたいの 君の心を僕で染めさせて』
伸ばしで一度音楽が止まったあと、再びドラムでポップなメロディーが流れ、・・・曲が、終わる。
プロでもなければ制作チームもないので、仮歌は私だ。
・・・一応、男性でも歌えるような高さではある、はず。
「うーやん・・・」
メンバーが私のスマホを見て固まっている中、こたがゆっくりとした動作でこちらを見る。
「・・・っ、ありがとう!こんなにいい歌をプレゼントしてくれるなんて・・・も、もう俺っ・・・泣きそう・・・!」
「・・・そんなに喜んでもらえるとは・・・」
予想の10倍以上の反応をされ、思わず困惑してしまった。
「うーちゃん・・・・曲名。曲名・・・教えて」
冬貴が震える声でそう訊いてくる。
「・・・うん。これはLUXEONの新たな活動を祝う1曲目。『えのぐ ‐Vivid‐ 』だ」
「えのぐ・・・!び、ヴィヴィッド?」
不思議そうな長男冬貴に、末っ子こたがそっと耳打ちする。
「Vivid。鮮やかな、強烈な・・・あとは、生き生きとした、とか」
流石卒業したての勉強家元高校生。
私が込めた意味もばっちりだ。
「『えのぐ』という曲名には、歌詞にもある通り『僕の心』『君の心』をお互いの色で染める、という意味もある。加えて5人それぞれが自分の色を出せる曲になればいいな、と思っているよ」
表面上の意味だけを理解をしてもいい曲にはならないと思っているので、一応そう伝えておく。