きみが光るたび、淡くなる
「愛してるよLumen!また会おうね!」
愛してる、か・・・。
煌びやかなその姿はもう、私が触れていいものではない。
時間通りライブが終わり、また明日に向けて、片付けをしたらすぐにアパートへ帰る。
「お腹空いたぁ」
「あぁ、今日は全員食べるものがあるのか」
「うん!明日の律さんの料理があるからね!」
たしかに明日は律が来て料理を作ってくれるが、それとなんの関係があるんだ・・・?
「明日律さんの料理が食べられるんだから、今日くらいは雨瑠ちゃんの美味しいご飯を我慢する、ってことでしょ?」
・・・こた、何気に褒めてくれていたのか。
ここ2年は、1人で料理ができるようになって月葵と一緒には作っていない。
それがまた寂しくもあるが・・・。
「ほら、着いたぞ。ゆっくり休め」
「うん、ありがとう」
アパートに着き、車からメンバーが降りて部屋に入って行く。
私も自分の部屋に戻ると、スマホに光からの通知が入っていた。
『雨瑠も自分の気持ちに向き合ってみな』
久しぶりの、幼馴染としての言葉だった。
そんな言葉に、一番に目がいったのは足首のアンクレットで。
『外さないでね』と箱も持って帰ってしまった月葵。
大学卒業してからだから、もう5年もつけているのか・・・。
「自分の気持ちに向き合う・・・」
自分の気持ち・・・ずっと、意識的に抑えていた。
だって人として最低だし、不相応だったから。
「区切りを付けないとな・・・」
自分に言い聞かせるようにそう呟いて、アンクレットに手を伸ばす。
ハートの留め具を外すと、華奢なアンクレットの戸部具が片方、カチャリと音を立てて床に当たった。
『ふふ、可愛い。似合うね』
アンクレットをくれたときの無邪気な、でも甘い微笑みを思い出すと胸が痛くなる。
「私は最低だ」
アンクレットを入れる箱もないので、ベッドサイドのアクセサリートレイにアンクレットを置いた。
そろそろ、現実を見なければいけないな・・・。
「ごめんな、月葵。・・・好きだよ」
声に出したらもう、解放されるはずだ。
言った。だから、もう諦められる。
たしかに5年前、思いは捨てたはずだった。
それでも・・・
『雨瑠ちゃんがいてくれてよかった』
再燃、してしまったんだろう。
いいんだ、口に出せたから。隠せばいいだけ。簡単なことだ。
「ごめん。ごめん、みんな。・・・しっかりするから、許してくれ・・・」
愛してる、か・・・。
煌びやかなその姿はもう、私が触れていいものではない。
時間通りライブが終わり、また明日に向けて、片付けをしたらすぐにアパートへ帰る。
「お腹空いたぁ」
「あぁ、今日は全員食べるものがあるのか」
「うん!明日の律さんの料理があるからね!」
たしかに明日は律が来て料理を作ってくれるが、それとなんの関係があるんだ・・・?
「明日律さんの料理が食べられるんだから、今日くらいは雨瑠ちゃんの美味しいご飯を我慢する、ってことでしょ?」
・・・こた、何気に褒めてくれていたのか。
ここ2年は、1人で料理ができるようになって月葵と一緒には作っていない。
それがまた寂しくもあるが・・・。
「ほら、着いたぞ。ゆっくり休め」
「うん、ありがとう」
アパートに着き、車からメンバーが降りて部屋に入って行く。
私も自分の部屋に戻ると、スマホに光からの通知が入っていた。
『雨瑠も自分の気持ちに向き合ってみな』
久しぶりの、幼馴染としての言葉だった。
そんな言葉に、一番に目がいったのは足首のアンクレットで。
『外さないでね』と箱も持って帰ってしまった月葵。
大学卒業してからだから、もう5年もつけているのか・・・。
「自分の気持ちに向き合う・・・」
自分の気持ち・・・ずっと、意識的に抑えていた。
だって人として最低だし、不相応だったから。
「区切りを付けないとな・・・」
自分に言い聞かせるようにそう呟いて、アンクレットに手を伸ばす。
ハートの留め具を外すと、華奢なアンクレットの戸部具が片方、カチャリと音を立てて床に当たった。
『ふふ、可愛い。似合うね』
アンクレットをくれたときの無邪気な、でも甘い微笑みを思い出すと胸が痛くなる。
「私は最低だ」
アンクレットを入れる箱もないので、ベッドサイドのアクセサリートレイにアンクレットを置いた。
そろそろ、現実を見なければいけないな・・・。
「ごめんな、月葵。・・・好きだよ」
声に出したらもう、解放されるはずだ。
言った。だから、もう諦められる。
たしかに5年前、思いは捨てたはずだった。
それでも・・・
『雨瑠ちゃんがいてくれてよかった』
再燃、してしまったんだろう。
いいんだ、口に出せたから。隠せばいいだけ。簡単なことだ。
「ごめん。ごめん、みんな。・・・しっかりするから、許してくれ・・・」