きみが光るたび、淡くなる
ハッピーエンド??
「俺、帰るわ。さすがに疲れた」
「あぁ、家この近くだったか。気を付けて」
デザートもしっかり食べきり、光が手を振りながら街灯に照らされ帰っていく。
今回も当たり前のように、代金は受け取ってもらえなかった。
食材とキッチンはレストランが提供してくれから、と。
「よし、帰って休むぞ」
「寝るぞ~!明日OFFだから1日寝てやる!」
「気合十分だな、こた」
でも、それくらいたくさん頑張ったんだから、本当は1週間くらい休んでほしいんだが。
5人が車に乗り、アパートまで運転する。
「・・・どうだった?」
車の中が静かだったので、主語の無い問いを投げかけると、絹が答えてくれた。
「全部出し切れたよ。楽しかった」
そして、メンバーが疲れと満腹でぐったりしているのをわかって、応えてくれた絹には感謝だ。
「よし、着いたぞ。降りられるか?」
「光さんがいないと優しいね」
「幼馴染にLUXEONと同等の扱いをするのは癪だからな」
光はマネージャーではあるが、私にとったらおそれ以前に幼馴染だ。
ちょっとプロデューサーぶった姿を見せるのも、メンバーに甘い姿を見せるのも、情けない姿を見せるのも、すべて癪だから。
「あ、うっさん。月葵寝てる」
「あー・・・」
運転席から降りると、2列目に乗っていた月葵が熟睡していた。
本当は起きてほしいが、その寝顔を見ると罪悪俺がなぁ・・・。
「俺とふゆで運ぶよ」
「え・・・いいのか?疲れているだろう」
迷っていると逢が名乗り出て、勝手に指名された冬貴も頷く。
「任せて。・・・逢、そっち持って。起こさないようにね」
「はいはい」
結局2人の気遣いに甘え、月葵を部屋まで運んでもらった。
「いや、ごめんなんだけどさ・・・すっごい眠くて」
「あぁ、もちろん戻っていいぞ。逆に戻って休んでくれ。助かった」
月葵を運び、眠そうな逢と冬貴を見送る。
ここで私も帰るべきなんだろうが・・・。
「・・・ふふ」
月葵ももう24歳だが、幼子のようなその寝顔はとても愛らしい。
ソファーで眠る月葵の寝顔を見つめながらサイドテーブルに頬杖をついていると、ふいに月葵の口がモゴモゴと動いた。
「ん・・・うる、ちゃ・・・」
なにか夢でも見てるんだろうか・・・。
私が夢に出てくるということは、LUXEONの夢かな。
「うるちゃん・・・す、き」
「・・・っ」
不意打ちのような寝言に、思わずどきりとした。
今、好きと言ったか・・・?
ま、まぁ・・・好意的に見られているなら、喜ぶべきか。
「そうか、私のことが好きなのか?」
小さな思いつきでそう問いかけると、月葵が目を少しだけ開けた。
「ん・・・あれ、うるちゃんだぁ・・・ふふ、ゆめかなぁ」
「・・・可愛いな、お前」
ふにゃりと笑う無防備なその姿に、思ずそう呟いて頭を撫でてしまう。
「あぁ、家この近くだったか。気を付けて」
デザートもしっかり食べきり、光が手を振りながら街灯に照らされ帰っていく。
今回も当たり前のように、代金は受け取ってもらえなかった。
食材とキッチンはレストランが提供してくれから、と。
「よし、帰って休むぞ」
「寝るぞ~!明日OFFだから1日寝てやる!」
「気合十分だな、こた」
でも、それくらいたくさん頑張ったんだから、本当は1週間くらい休んでほしいんだが。
5人が車に乗り、アパートまで運転する。
「・・・どうだった?」
車の中が静かだったので、主語の無い問いを投げかけると、絹が答えてくれた。
「全部出し切れたよ。楽しかった」
そして、メンバーが疲れと満腹でぐったりしているのをわかって、応えてくれた絹には感謝だ。
「よし、着いたぞ。降りられるか?」
「光さんがいないと優しいね」
「幼馴染にLUXEONと同等の扱いをするのは癪だからな」
光はマネージャーではあるが、私にとったらおそれ以前に幼馴染だ。
ちょっとプロデューサーぶった姿を見せるのも、メンバーに甘い姿を見せるのも、情けない姿を見せるのも、すべて癪だから。
「あ、うっさん。月葵寝てる」
「あー・・・」
運転席から降りると、2列目に乗っていた月葵が熟睡していた。
本当は起きてほしいが、その寝顔を見ると罪悪俺がなぁ・・・。
「俺とふゆで運ぶよ」
「え・・・いいのか?疲れているだろう」
迷っていると逢が名乗り出て、勝手に指名された冬貴も頷く。
「任せて。・・・逢、そっち持って。起こさないようにね」
「はいはい」
結局2人の気遣いに甘え、月葵を部屋まで運んでもらった。
「いや、ごめんなんだけどさ・・・すっごい眠くて」
「あぁ、もちろん戻っていいぞ。逆に戻って休んでくれ。助かった」
月葵を運び、眠そうな逢と冬貴を見送る。
ここで私も帰るべきなんだろうが・・・。
「・・・ふふ」
月葵ももう24歳だが、幼子のようなその寝顔はとても愛らしい。
ソファーで眠る月葵の寝顔を見つめながらサイドテーブルに頬杖をついていると、ふいに月葵の口がモゴモゴと動いた。
「ん・・・うる、ちゃ・・・」
なにか夢でも見てるんだろうか・・・。
私が夢に出てくるということは、LUXEONの夢かな。
「うるちゃん・・・す、き」
「・・・っ」
不意打ちのような寝言に、思わずどきりとした。
今、好きと言ったか・・・?
ま、まぁ・・・好意的に見られているなら、喜ぶべきか。
「そうか、私のことが好きなのか?」
小さな思いつきでそう問いかけると、月葵が目を少しだけ開けた。
「ん・・・あれ、うるちゃんだぁ・・・ふふ、ゆめかなぁ」
「・・・可愛いな、お前」
ふにゃりと笑う無防備なその姿に、思ずそう呟いて頭を撫でてしまう。