返事も溺愛もキスのあとで
甘い可愛らしい声と共に雛子の身体が小さく跳ねて、たまらなく欲情してくる。

「嫌じゃなければ、じっとしててくれ」

「……鷹哉さん……」

俺は雛子が抵抗する様子がないことを確かめてから、彼女の鎖骨の上にリップ音を立ててキスしてから、さらに甘噛みするように唇で触れる。

少し吸い付けば、彼女の白い肌が赤くなった。

「雛子……」

彼女のパジャマのボタンをひとつはずす。僅かに見えた白いレースの下着に、紙切れ一枚残っていた理性は、あとかたもなくどこかへ飛んでいく。

「雛子が欲しい」 

「……っ」

返事を聞く前に、そのまま二つ目のボタンを外せば、雛子が俺の胸元のスウェットをぎゅっと握りしめた。


「……待って……あの、これ以上は」

その言葉にハッと我に返る。

「すまない。やりすぎたな」

そう言って雛子から離れようとすれば、すぐに彼女が首を振った。

「雛子?」

「違うの、嫌じゃないの。ただ、こういうこと久しぶりだから……どんな顔してたらいいのかわからなくて」

「──っ」

俺は彼女から体を離すと、思い切り横を向いた。

「鷹哉さん?」

「……見ないでくれ……」

体はとてつもなく熱く、心臓は強く駆け足で波打っている。

彼女の言葉を都合よく解釈するとだが、いまここで俺に抱かれてもいい、そう捉えることができるのではないだろうか。
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