返事も溺愛もキスのあとで
「はぁあ。久しぶりに来てあげたのにほんと使えないっ! さっさとあの二人を別れさせてよ!」

「そんなこと言われたって……あんま無茶ぶり言わないでよ」

言い返せば由羅の目が更に吊り上がる。

「なんか役に立つかと思って来てあげたのに、使えないわね」

「な……っ、なんだよ、その言い方」

由羅は、言われるがままマッサージをしていた僕の手を強く振り払う。

「てか、キモいんだけど」

「え? 何が?」

僕は由羅の意図がわからず、首を傾げた。
すると由羅は自分のスマホの画面をこちらに向ける。

そこには僕が由羅と会えなかった数週間、送り続けた愛のポエムが浮かんでいた。

「愛のポエムがどうかした?」

そう言えば、由羅がワナワナと震え出す。


「は? 愛のポエム?! ほんと死ぬほどキモいわね!」

「な……っ」

僕の心からの想いをポエムに託したのに、全否定された上、キモい呼ばわりは到底納得できない。

思わず言い返そうとして、僕はハッとした。

(待てよ)
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