返事も溺愛もキスのあとで
始めはゲーム関連でのフォローが多かったが、最近はポエムの作り方及び投稿の反応がいい。

僕はこのポエムに曲をつけて、配信しようとギターを買ったのだ。

Aさんも趣味がギターで、愛の歌を日々作曲し、離れて暮らす彼女に歌っているらしいから。

「意外とギターってムズいんだよなぁ……でもきっと由羅喜ぶよね」

ポエムだけでもあの照れようだ。曲まで作ったと知ったら、きっと僕の虜。

(にひひ。二度と離れたくない、なんて言われちゃったりして〜)

「由羅、もっと僕に惚れさせてあげるからね」


そして近く僕と由羅が結婚することになれば、嫉妬した雛子が、便利屋でいいからと僕の元に舞い戻ってくるはずだ。

(うん、間違いない。恋のアレコレは、この愛の名探偵マモルにお任せだい!)

僕は某アニメの名探偵を真似て、人差し指を壁に向けてビシッと指す。

(ふ……、決まったぜ)

そしてふと脳内に降りてきたワードを口ずさむ。

「♩令和の時代は一夫多妻、だぜ! 僕って罪な、オ・ト・コ」

僕はリサイクルショップで買った古いギターを気取って構えると、ジャジャーンと弦を鳴らした。
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