返事も溺愛もキスのあとで
※
私はテントの下に行くと願掛け風鈴に願い事をするために、奉納箱に奉納料を納める。そして風鈴と短冊をもつとマジックを握った。
「鷹哉さんはしないの?」
「ああ、俺はもう願い事叶ったからな」
「そう、なの?」
彼は一度この神社に来たことがあると言っていた。彼がどんな願い事をして叶ったのか気になったが、彼に優しい笑顔を向けられると、幸せが心の中に広がって何も言えなくなる。
私は短冊に願い事を書くと、名前と日にちを書いた。
──『幸せな日々がずっと続きますように』
彼が書き終わった短冊を覗き込むと、形のいい唇を引き上げた。
「雛子らしいな」
そう言って、彼が徐に奉納料を納めると、私の持っていたマジックに手を伸ばす。そして短冊の私の名前の横に自分の名前を付け加えた。
「俺の願い事も同じだ」
「鷹哉さん……」
こんなに幸せでいいんだろうか。どうか私たちの願いが叶いますようにと願わずにはいられない。
「吊り下げに行こうか」
彼に頷けば私の手を引き、風鈴棚に向かっていく。
そして願い事を書いた短冊を吊るした、水色の淡い水玉模様の風鈴は一番高いところで軽やかな音を鳴らし始める。
私たちは少しの間、風に揺られる風鈴をただ黙って見つめていた。
私はテントの下に行くと願掛け風鈴に願い事をするために、奉納箱に奉納料を納める。そして風鈴と短冊をもつとマジックを握った。
「鷹哉さんはしないの?」
「ああ、俺はもう願い事叶ったからな」
「そう、なの?」
彼は一度この神社に来たことがあると言っていた。彼がどんな願い事をして叶ったのか気になったが、彼に優しい笑顔を向けられると、幸せが心の中に広がって何も言えなくなる。
私は短冊に願い事を書くと、名前と日にちを書いた。
──『幸せな日々がずっと続きますように』
彼が書き終わった短冊を覗き込むと、形のいい唇を引き上げた。
「雛子らしいな」
そう言って、彼が徐に奉納料を納めると、私の持っていたマジックに手を伸ばす。そして短冊の私の名前の横に自分の名前を付け加えた。
「俺の願い事も同じだ」
「鷹哉さん……」
こんなに幸せでいいんだろうか。どうか私たちの願いが叶いますようにと願わずにはいられない。
「吊り下げに行こうか」
彼に頷けば私の手を引き、風鈴棚に向かっていく。
そして願い事を書いた短冊を吊るした、水色の淡い水玉模様の風鈴は一番高いところで軽やかな音を鳴らし始める。
私たちは少しの間、風に揺られる風鈴をただ黙って見つめていた。