返事も溺愛もキスのあとで
第五章 加速する甘やかしと独占欲
──週明け。
俺は雛子と一緒に、駅から歩いて本社ビルへと向かった。
彼女は躊躇っていたが、俺たちの交際を隠す必要は何もないと判断した上、『俺の雛子』だとそろそろ周知させたい。
しかし案の定、自社ビルのエントランスを潜るとすぐに雛子が眉を下げる。
「あの、鷹……雪瀬室長」
「どうした?」
「その周りの目が気になりすぎて」
「俺には羨望の眼差しにしか見えないな」
「ち、違いますから」
会社に着いた途端、部下らしい口調になる雛子が可愛くもあり、少し寂しくもある。
(重症だな)
自分を抑えらず、すぐ雛子に意地悪をしながら触れたくなる。
そもそも俺は週末だけで雛子を三度抱いた。
性欲は人よりも少ない方だと思っていたのにそうではなかったようで、抱いたそばからまた欲しくなる。
「体調はどうだ?」
「え、体調?」
俺は彼女の耳元にワザと唇を寄せる。
「ああ。朝、まだ腰を摩っていただろう?」
彼女が目を丸くしてから、唇を尖らせた。
「もう、会社ですよ、困ります」
「ははっ、悪い」
すぐに謝ったが、彼女が俺に向かって睨んでみせる。
怖いどころか、今すぐにもキスしたくなる衝動を抑えるのに必死だ。
(朝から怒った雛子も可愛すぎるな)
俺は思っていた以上に、この恋に深く溺れていることを改めて実感する。
俺は雛子と一緒に、駅から歩いて本社ビルへと向かった。
彼女は躊躇っていたが、俺たちの交際を隠す必要は何もないと判断した上、『俺の雛子』だとそろそろ周知させたい。
しかし案の定、自社ビルのエントランスを潜るとすぐに雛子が眉を下げる。
「あの、鷹……雪瀬室長」
「どうした?」
「その周りの目が気になりすぎて」
「俺には羨望の眼差しにしか見えないな」
「ち、違いますから」
会社に着いた途端、部下らしい口調になる雛子が可愛くもあり、少し寂しくもある。
(重症だな)
自分を抑えらず、すぐ雛子に意地悪をしながら触れたくなる。
そもそも俺は週末だけで雛子を三度抱いた。
性欲は人よりも少ない方だと思っていたのにそうではなかったようで、抱いたそばからまた欲しくなる。
「体調はどうだ?」
「え、体調?」
俺は彼女の耳元にワザと唇を寄せる。
「ああ。朝、まだ腰を摩っていただろう?」
彼女が目を丸くしてから、唇を尖らせた。
「もう、会社ですよ、困ります」
「ははっ、悪い」
すぐに謝ったが、彼女が俺に向かって睨んでみせる。
怖いどころか、今すぐにもキスしたくなる衝動を抑えるのに必死だ。
(朝から怒った雛子も可愛すぎるな)
俺は思っていた以上に、この恋に深く溺れていることを改めて実感する。


