返事も溺愛もキスのあとで
※
「雛子おめでとう、乾杯」
自宅のソファーに並んで座り、缶ビール合わせて鳴らすと、私たちは本日、三回目の乾杯をする。
今日は部長から私の企画が採用されたということで、鷹哉さんと仕事帰りにホテルでイタリアンを堪能した上、二人でワインを二本空けた。
そして自宅に帰ってきてから交互にお風呂に入ってから、再び缶ビールで晩酌タイム中だ。
「雛子は本当に酒が強いな」
「そういう鷹哉さんだって、もうビール五缶目だよ?」
「今日は雛子の企画が通ったお祝いだから」
彼が豪快に五缶目となるビールを飲み干すと、ソファーの前のガラステーブルに置く。
そのまま骨ばった彼の手が伸びてくると、私の頬にふわっと触れて、じっと見つめられる。
「あの……」
「酔ったかもな」
「え?!」
ザルの彼が酔うなんて初めてだ。やや大きな声が出してしまった私を見ながら、彼がククッと笑った。
「嘘だよ。雛子に触れる口実ならなんでもいいんだ」
そのまま、すりっと耳たぶをなでられ顔が熱くなる。これは確実にワインと缶ビールのせいではないはずだ。
「そろそろ限界。ベッド行こうか」
男の欲を孕んだ視線を受け止めきれず、瞬きをしながら手元の缶ビールを見つめる。
「えっと……その」
「ん? どした?」
このまま、彼の酔ったフリに身を任せてもいいのだが、私はダイニングテーブルの上に置かれたままのコンビニの袋を指さした。
「あれ、食べてからでもいい?」
「雛子おめでとう、乾杯」
自宅のソファーに並んで座り、缶ビール合わせて鳴らすと、私たちは本日、三回目の乾杯をする。
今日は部長から私の企画が採用されたということで、鷹哉さんと仕事帰りにホテルでイタリアンを堪能した上、二人でワインを二本空けた。
そして自宅に帰ってきてから交互にお風呂に入ってから、再び缶ビールで晩酌タイム中だ。
「雛子は本当に酒が強いな」
「そういう鷹哉さんだって、もうビール五缶目だよ?」
「今日は雛子の企画が通ったお祝いだから」
彼が豪快に五缶目となるビールを飲み干すと、ソファーの前のガラステーブルに置く。
そのまま骨ばった彼の手が伸びてくると、私の頬にふわっと触れて、じっと見つめられる。
「あの……」
「酔ったかもな」
「え?!」
ザルの彼が酔うなんて初めてだ。やや大きな声が出してしまった私を見ながら、彼がククッと笑った。
「嘘だよ。雛子に触れる口実ならなんでもいいんだ」
そのまま、すりっと耳たぶをなでられ顔が熱くなる。これは確実にワインと缶ビールのせいではないはずだ。
「そろそろ限界。ベッド行こうか」
男の欲を孕んだ視線を受け止めきれず、瞬きをしながら手元の缶ビールを見つめる。
「えっと……その」
「ん? どした?」
このまま、彼の酔ったフリに身を任せてもいいのだが、私はダイニングテーブルの上に置かれたままのコンビニの袋を指さした。
「あれ、食べてからでもいい?」