返事も溺愛もキスのあとで
「嘘っ、鷹だったの?!」

「ああ」

早速、鷹とヒヨコを手のひらに並べた私は大人げないと思いつつも、はしゃいでしまう。

「すっごくかわいい~、こうやって並べて飾りたかったんだぁ」

飾る場所を探しつつスマホで写真を撮っていると、彼が肘を突いて、私を覗き込む。

「妬けるな」

「……へ?」

「だから、外れたフリをしたんだ」

「ん? えっと、どういうこと?」

そういえば、さっきなぜ鷹哉さんがすぐに鷹が当たったと言ってくれなかったのか、理由がわからない。

「一瞬でも《《俺よりソイツ》》に夢中になるのが、気に食わないな」

「な、なんて?」

よく見ると、鷹哉さんはほんの少し唇を尖らせている。まるで、拗ねているみたいに──。

(ソイツって……鷹のマスコット?)

私は彼の方に身体を向けて座り直すと、彼を見上げた。

「やきもち、妬いてくれたの?」

「……悪い。ほんとに酔ってるみたいだ」

そう言って、彼がバツが悪そうな顔をしたまま、私の肩に頭をトンと預ける。

(可愛い……)

そう言葉にしてもいいのだが、私は代わりに背中をぎゅっと抱きしめる。

クールな彼もこうやって可愛い彼も、全部好き。
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