返事も溺愛もキスのあとで
※
「いーやーだー!」
「ちょっと、足掴まないでよっ、変態!」
別れ話ついでに守のアパートに置いていた私物を回収し、部屋を出ようとした途端に、守がすがるように足に絡みついてきて離れない。
「由羅がいなきゃ死んじゃうよー」
「勝手に死んで」
あたしは足にしがみついている守を、どうにか離そうと足をあげるが、くらいついてくる。
今日はとことん散々な日だった。
いきなり会社で最悪のプロポーズをされたあたしは、これ以上、守が暴走しないよう、仕事終わりにこうして家に来て、はっきりと別れを告げたのだが、彼は全く聞き耳を持たない。
「ねぇ、お願いだよぉ。もう親にも言っちゃったんだから」
「何で親に紹介するとか言ったわけ?! 馬鹿じゃないの?!」
そう、守は会社でプロポーズをしたあと、得意先をまわりながら、空いた時間に実家の両親に結婚が決まったと報告したらしいのだ。
最悪なことに、あたしのフルネームと写真も送り顔合わせの日時まで決めていた。
何千回考えても、こんなキモくて生理的に受け付けないヤツと結婚なんて、断じてありえない。
(雛子先輩にお似合いだったのに……!)
(なんで、あたしがこんな目にあわなきゃいけないわけ!)
「いーやーだー!」
「ちょっと、足掴まないでよっ、変態!」
別れ話ついでに守のアパートに置いていた私物を回収し、部屋を出ようとした途端に、守がすがるように足に絡みついてきて離れない。
「由羅がいなきゃ死んじゃうよー」
「勝手に死んで」
あたしは足にしがみついている守を、どうにか離そうと足をあげるが、くらいついてくる。
今日はとことん散々な日だった。
いきなり会社で最悪のプロポーズをされたあたしは、これ以上、守が暴走しないよう、仕事終わりにこうして家に来て、はっきりと別れを告げたのだが、彼は全く聞き耳を持たない。
「ねぇ、お願いだよぉ。もう親にも言っちゃったんだから」
「何で親に紹介するとか言ったわけ?! 馬鹿じゃないの?!」
そう、守は会社でプロポーズをしたあと、得意先をまわりながら、空いた時間に実家の両親に結婚が決まったと報告したらしいのだ。
最悪なことに、あたしのフルネームと写真も送り顔合わせの日時まで決めていた。
何千回考えても、こんなキモくて生理的に受け付けないヤツと結婚なんて、断じてありえない。
(雛子先輩にお似合いだったのに……!)
(なんで、あたしがこんな目にあわなきゃいけないわけ!)