返事も溺愛もキスのあとで
「あの、これ……」
「ああ。実は少し前からこの二人の動向を密かに調べてたんだ」
「え?」
「慎重な調査の結果、姫原がこの会社にコネ入社したこと、さらに石垣が社内のシステムを不正に使って写真を加工していることもがわかってたんだ。どんな写真かを特定しようとしている最中、こんな出来事がおこってしまったがな」
全然知らなかった。
まさか彼が忙しい合間を縫って、二人のことを調べてくれていただなんて。
「ちょっと待ちなさいよ、その防犯カメラの映像はデタラメよ! だって昨晩の映像は、システムエラーで映っていない筈だもの!」
姫原さんの言葉に、彼が口角を引き上げると、腕を組み鼻で笑った。
「まずなぜ君がそんな情報を知ってるのかはさておき。そうだな、確かに昨日の映像はシステムエラーで映っていなかったよ」
「ほらね」
「最後まで聞いたらどうだ。俺はこの事務所内に別の防犯カメラを設置していたんだ」
「な……んですって?!」
鷹哉さんは、オフィスの棚に飾ってある、三日月製菓のマスコットキャラクターである、ウサギのぬいぐるみの背中から防犯カメラを取り出した。
「これは姫原さんの企画盗難疑惑の一件から設置したんだ。勿論、上役の承認は得ており、撮影時間は、誰もいない深夜から早朝にかけてだ」
彼はプロジェクターの動画を停止すると、二人にぐっと顔を近づけた。
「この映像に映る二人組が、俺には君らの顔にしか見えないが?」
姫原さんはヨロリと一歩後ろに下がり、守は拘束されたまま、ぶるぶると震えだし目じりに涙を浮かべる。
「ああ。実は少し前からこの二人の動向を密かに調べてたんだ」
「え?」
「慎重な調査の結果、姫原がこの会社にコネ入社したこと、さらに石垣が社内のシステムを不正に使って写真を加工していることもがわかってたんだ。どんな写真かを特定しようとしている最中、こんな出来事がおこってしまったがな」
全然知らなかった。
まさか彼が忙しい合間を縫って、二人のことを調べてくれていただなんて。
「ちょっと待ちなさいよ、その防犯カメラの映像はデタラメよ! だって昨晩の映像は、システムエラーで映っていない筈だもの!」
姫原さんの言葉に、彼が口角を引き上げると、腕を組み鼻で笑った。
「まずなぜ君がそんな情報を知ってるのかはさておき。そうだな、確かに昨日の映像はシステムエラーで映っていなかったよ」
「ほらね」
「最後まで聞いたらどうだ。俺はこの事務所内に別の防犯カメラを設置していたんだ」
「な……んですって?!」
鷹哉さんは、オフィスの棚に飾ってある、三日月製菓のマスコットキャラクターである、ウサギのぬいぐるみの背中から防犯カメラを取り出した。
「これは姫原さんの企画盗難疑惑の一件から設置したんだ。勿論、上役の承認は得ており、撮影時間は、誰もいない深夜から早朝にかけてだ」
彼はプロジェクターの動画を停止すると、二人にぐっと顔を近づけた。
「この映像に映る二人組が、俺には君らの顔にしか見えないが?」
姫原さんはヨロリと一歩後ろに下がり、守は拘束されたまま、ぶるぶると震えだし目じりに涙を浮かべる。