返事も溺愛もキスのあとで
視線を逸らそうにも彼の熱を帯びた瞳が逸らすことを許されず、私はきゅっと唇を結んだ。
「──今から俺とキスをしてみないか?」
「な……っ」
(き、きき……キス?!)
こちらも勿論、聞き間違いではないようで、驚愕する私を見ながら、彼は形の良い薄めの唇を引き上げた。
「もし、舞川さんが俺とのキスが嫌だと感じるなら、生理的に受け付けないということだ。その場合は潔く諦める」
「私、急に言われても心の準備が……」
「どうしても我慢できなければ、思い切り突き飛ばしてくれて構わない」
「あ、あの……っ」
なんの考えもまとまらないまま、無意識に俯こうとした私の頬を彼の大きな手のひらがそっと触れる。
「……っ」
そのまま優しく顔を持ち上げられて、熱を帯びた目に見つめられて思考は完全に停止する。
「返事はキスのあとで聞かせてくれ──」
彼の顔が私の気持ちを確かめるように近づいてきて、私はぎゅっと目を閉じた。
「──今から俺とキスをしてみないか?」
「な……っ」
(き、きき……キス?!)
こちらも勿論、聞き間違いではないようで、驚愕する私を見ながら、彼は形の良い薄めの唇を引き上げた。
「もし、舞川さんが俺とのキスが嫌だと感じるなら、生理的に受け付けないということだ。その場合は潔く諦める」
「私、急に言われても心の準備が……」
「どうしても我慢できなければ、思い切り突き飛ばしてくれて構わない」
「あ、あの……っ」
なんの考えもまとまらないまま、無意識に俯こうとした私の頬を彼の大きな手のひらがそっと触れる。
「……っ」
そのまま優しく顔を持ち上げられて、熱を帯びた目に見つめられて思考は完全に停止する。
「返事はキスのあとで聞かせてくれ──」
彼の顔が私の気持ちを確かめるように近づいてきて、私はぎゅっと目を閉じた。