返事も溺愛もキスのあとで
「俺は本当のことしか言わないよ」
「ええっと、それはその……」
(間接的とはいえ、私のことを……可愛いなんて……)
(男の人から言われたの初めて)
そんなことを脳内に浮かべて、慌ててかき消せば愉しげに彼が微笑む。
「雛子は笑ったと思えば困ったような顔したり、表情がころころ変わって、みていて飽きないな。本当に可愛らしい」
「へ、返事に困ります」
「まぁ、今は素直に甘やかされてくれたらそれでいい」
(──っ!)
急に耳元で囁かれて私は雛のワンポイントのついたバスタオルを胸元で握ったまま、固まる。
(クールでシゴデキイメージが強すぎたから、気づかなかったけど……)
(本当……くすぐったいくらい甘い)
「あの慣れていないので……お手柔らかにお願いできたら」
「ああ。なるべくそうする」
室長は悪戯っ子みたいな笑みを浮かべると、雛柄のバスタオルをもう一枚手に取る。
「洗い替えも買っておこうな」
そしてそのままその場をあとにしようとしたとき、私は淡いブルーのバスタオルが目に留まる。
「待ってください」
それを手に取り広げると、私はクスッと笑みを漏らした。
「室長にそっくりです」
「ん? これは……鷹か?」
「ええっと、それはその……」
(間接的とはいえ、私のことを……可愛いなんて……)
(男の人から言われたの初めて)
そんなことを脳内に浮かべて、慌ててかき消せば愉しげに彼が微笑む。
「雛子は笑ったと思えば困ったような顔したり、表情がころころ変わって、みていて飽きないな。本当に可愛らしい」
「へ、返事に困ります」
「まぁ、今は素直に甘やかされてくれたらそれでいい」
(──っ!)
急に耳元で囁かれて私は雛のワンポイントのついたバスタオルを胸元で握ったまま、固まる。
(クールでシゴデキイメージが強すぎたから、気づかなかったけど……)
(本当……くすぐったいくらい甘い)
「あの慣れていないので……お手柔らかにお願いできたら」
「ああ。なるべくそうする」
室長は悪戯っ子みたいな笑みを浮かべると、雛柄のバスタオルをもう一枚手に取る。
「洗い替えも買っておこうな」
そしてそのままその場をあとにしようとしたとき、私は淡いブルーのバスタオルが目に留まる。
「待ってください」
それを手に取り広げると、私はクスッと笑みを漏らした。
「室長にそっくりです」
「ん? これは……鷹か?」