返事も溺愛もキスのあとで
「わかった。これ二つ頼むね」

「わぁーい。さすが守~大好き~」

(むふふ、さすが僕)

ご機嫌でさっと注文を済ませれば、由羅が僕の腕に抱きついてきて、彼女の豊満な胸が、むぎゅっと僕の腕に押し付けられる。

それだけで僕の下半身は一気に熱くなってくる。

(オムライス食べたら今日も……へへへ)

僕は下腹部が疼いたまま、由羅に顔を寄せる。

「ねぇ、由羅。今日も泊まってくよね?」

「うん、そのつもりぃ。でもさ、雛子先輩戻ってこないかな?」

「てか昨日も話したけど、僕はあの二人付き合ってなんかないって思ってる。とんだ茶番見せられたよな」

「あはは。だよね~、いきなりあんなこと言われて真にうけたけどぉ、よく考えたら〜室長があんな普っ通ーの顔で、家事しか取り柄がない雛子先輩と付き合うとかありえないよね~」

「それそれ“便利屋雛子”だぜ」

「きゃは。それ何回聞いてもウケる~」

由羅の甲高い笑い声を聞きながら、僕は唇の端を持ち上げる。


そう、雛子にはどう足掻いても僕しかいないのだ。

哀れにも今頃、さびしく漫画喫茶で寝泊まりしているに違いない。

「てかさ。荷物もほとんど置き去りだし、どうせ行くとこないんだから、帰ってきたら便利屋雛子に飯つくらせようぜ」

「賛成〜、きゃははっ」
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