返事も溺愛もキスのあとで
二人で美味しくケーキとコーヒーでお茶会をして、そのあと交互にお風呂を浴びると、私たちは並んでベッドに寝転ぶ。

今日で一緒のベッドは三回目。
ほんのちょっとだけ慣れてきた。

(雪瀬室長のスウェット姿もワックス無しの髪も慣れたかも……)

寝室の壁掛け時計は、ちょうど二十三時を回ったところだ。

「雛子、まだ起きてるか?」

「あ、はい。起きてます」

右を向けば、雪瀬室長が肘をついてこちらを見ている。私は体の向きを仰向けから右向きに変えた。

「……石垣のことなんだが、あのあと大丈夫だったか? 俺も気にしてみていたが、ずっとは見張っていられなくてな」

「大丈夫です。私も警戒してたんですけど、さすがにオフィス内ですし」

「なら良かった。姫原はどうだ?」

その言葉に、帰りのエレベーターでの彼女との会話を思い出すが、今の時点でまだ彼女の意図はわからない。ただでさえ多忙な彼を私のことでこれ以上、心配させたくなかった。

「大丈夫です」

「朝も言ったが、上司である前に君の恋人なんだ。なんでも俺に話して欲しい」

「はい」

「あと……」

(?)
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