返事も溺愛もキスのあとで
※※

「ズルッ……ズルルッ」

僕はリサイクルショップで買った、千円のローテーブルでカップラーメンを啜っている。

(ケツ痛ぇ……椅子ケチらなきゃよかったな……)

部屋の中はテーブルと一緒に格安で買った、古いテレビと布団が一組おいてあるのみでガランとしている。

メルカルで急遽購入した、小さな冷蔵庫と洗濯機は明日届くことになっていて、水道やガスは仕事終わりに管理会社に駆け込み、名義を僕にして契約したことで、なんとか今日から再開することができた。

(くそ……、なんでこの僕が、こんな惨めな目に……)

(一体、僕が何したって言うんだよ……っ)

由羅からは、僕の家が整うまでは会わないと言われていたため今日の僕は柄にもなく必死だった。

なんとか生活できるレベルにはなりそうだが、お金のかかる由羅のことだ。

これで満足してもらえるかどうかはわからない。

ただ、由羅と別れるつもりは毛頭ない。
せっかく便利で従順な雛子を手放したのだ。
由羅の可愛さと、あの身体を手放すなんてとんでもない。

「はぁあ、それにしても金がやばいよな……」

僕が勤めている三日月製菓コーポレーションは大手で、さらには優良企業で給料も良い。

ただ、僕にはあまりというか、貯金が全くないのだ。

(親にはみっともないとこ見せたくないし……)
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