返事も溺愛もキスのあとで
彼との日常に思いを馳せていれば、先に出社した彼からメッセージが届く。


──『さっき着いた。そろそろ雛子も着く頃だな。気をつけてきてくれ』

守の一件があってから、彼からの提案で私は出社と同時に彼に到着のLINEをするようになった。

彼は面倒なことを頼んですまないと謝っていたが、そんなこと全然ない。

彼の心配も日々の恥ずかしいくらいの甘やかしも、もう私の一部分になっている。

(もうすぐ一カ月)


私は週末にむかえる同棲一か月を機に、タイミングをみて、彼にきちんとこの気持ちを伝えようと心に決めていた。


(だってもう──)

彼に見つめられただけでソワソワして、一緒に手を繋いで眠るだけでドキドキして、胸がいっぱいになるから。

(……好き、だよね)

このまま彼との毎日がずっと続けばいい。そう願う自分の気持ちにはっきりと気づいてしまったから。
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