返事も溺愛もキスのあとで
※
午前中の業務が滞りなく終わり、私は食堂の端っこでお弁当を食べ終わると席を立った。
今日は午後から、ついに企画会議があるのだ。
(頑張ったポテトチップスの企画、今度こそ通すんだ……!)
ここ十日ほど、家で企画書をすることもあったが、彼は紅茶をいれたり、時折肩をもんでくれたりと甘やかしに専念して、企画に関しては「公平に判断したいんだ。すまない」と眉を下げていたのを思い出す。
私は彼のオンとオフの切り替えを、不満に思ったことは一度もない。
むしろ同じ職場で上司と部下である以上、仕事に関してはちゃんとその距離を守りたいし、そう言ってくれる彼を、心の中で惚れ直してしまった。彼には照れて言えなかったけれど。
(お昼休憩あと十五分あるし、早めに準備しておこう)
私は食堂のある三階から、エレベーターで五階に上がる。
(鷹哉さんも食べ終わったかな……?)
鷹哉さんと暮らし始めてから一週間ほど経つ頃から、私は毎朝、お弁当を二つ作っているのだ。
二つというのはもちろん、自分と彼の分。
社内では相変わらず私たちの交際については公表していないため、昼休みは私は食堂の端っこで、彼はデスクでお弁当を食べている。
午前中の業務が滞りなく終わり、私は食堂の端っこでお弁当を食べ終わると席を立った。
今日は午後から、ついに企画会議があるのだ。
(頑張ったポテトチップスの企画、今度こそ通すんだ……!)
ここ十日ほど、家で企画書をすることもあったが、彼は紅茶をいれたり、時折肩をもんでくれたりと甘やかしに専念して、企画に関しては「公平に判断したいんだ。すまない」と眉を下げていたのを思い出す。
私は彼のオンとオフの切り替えを、不満に思ったことは一度もない。
むしろ同じ職場で上司と部下である以上、仕事に関してはちゃんとその距離を守りたいし、そう言ってくれる彼を、心の中で惚れ直してしまった。彼には照れて言えなかったけれど。
(お昼休憩あと十五分あるし、早めに準備しておこう)
私は食堂のある三階から、エレベーターで五階に上がる。
(鷹哉さんも食べ終わったかな……?)
鷹哉さんと暮らし始めてから一週間ほど経つ頃から、私は毎朝、お弁当を二つ作っているのだ。
二つというのはもちろん、自分と彼の分。
社内では相変わらず私たちの交際については公表していないため、昼休みは私は食堂の端っこで、彼はデスクでお弁当を食べている。