返事も溺愛もキスのあとで
「はいっ、神に誓って間違いありません……ぐす……っ」

「そうか」


そのまま鷹哉さんは、プロジェクターに二つの企画書を並べて映し出すとじっと見つめる。

「確かに多少の言い回しは違うが、酷似しているな」

鷹哉さんは再び彼女に目を遣る。

「先程、舞川さんからは企画について説明を貰ったが、君も説明してくれるか?」

「説明? えっと、そんなの同じです!」

「それはコンセプトも客層ターゲットも全て同じという意味か?」

「そうです。全部同じです、だって盗まれたんですから」

「なるほど、全部ね」

彼は何かを含んだような笑みを見せながら、頷く。

「じゃあ、矛先を変えよう。君がポルチーニ茸を選んだ理由は? ポルチーニじゃなくてもほかにも似た素材はある。なぜポルチーニ茸だったんだ?」

「そ、それはその……め、珍しいし美味しいからです」

「ほかには?」

「え?」

「企画立案するなら当然だが、美味しい以外の理由があるはずだ」

「あ、ええっと……実はそのあの、これから取り寄せて食べるので、その、わからなくって……」

彼女の返事に彼がふっと笑う。

「おかしいな。さっきは美味しかったからと答えていただろう。本当は食べていないのか?」
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