返事も溺愛もキスのあとで
※
「おいしいっ」
「そうか、良かった」
定時で仕事を切り上げ、私を追いかけてきてくれた鷹哉さんが連れてきてくれたのは、自宅近くのラーメン『はるか』だった。
私のことを気遣ってくれ、疲れているだろうからと夕食はハンバーグではなく、ラーメンに誘ってくれたのだ。
このお店は芸能人もお忍びでくるほどの人気で、私たちはカウンター席で人気のとんこつラーメンを食べている。
勿論、ラーメンのお供はジョッキの生ビールだ。
「く〜っ、沁みるー」
「生ビール追加で二つ」
私がビールを飲み干せば、同じタイミングでジョッキを空にした鷹哉さんがおかわりを注文する。
「今日は疲れただろう。いくらでも飲んでいいからな」
こくんと頷きながら、私はラーメン鉢のなかのスープをみつめる。
姫原さんのことを思い出すと、やっぱり嫌悪感がわいてきて、心が憂鬱になる。
すぐに大きな手のひらが伸びてきて、私の頭にポンと乗せられた。
「頑張ったな。自分の言葉できちんと伝えられていた。周りも姫原が嘘をつき、雛子を貶めようとしたとわかっているはずだ」
「鷹哉さんのお陰です……姫原さんの嘘を見抜いて、うまく誘導してくれて」
「俺は一目見てすぐ分かっていた。毎晩、雛子の企画は見て覚えていたからな」
「そう、だったんですか?」
「ああ。ただ見ているだけでもどかしくもあったが、雛子のひたむきに努力する姿を一番近くでずっと応援してたんだ」
「鷹哉さん……」
優しい言葉をかけられると、目の奥がすぐに熱くなりそうだ。
「おいしいっ」
「そうか、良かった」
定時で仕事を切り上げ、私を追いかけてきてくれた鷹哉さんが連れてきてくれたのは、自宅近くのラーメン『はるか』だった。
私のことを気遣ってくれ、疲れているだろうからと夕食はハンバーグではなく、ラーメンに誘ってくれたのだ。
このお店は芸能人もお忍びでくるほどの人気で、私たちはカウンター席で人気のとんこつラーメンを食べている。
勿論、ラーメンのお供はジョッキの生ビールだ。
「く〜っ、沁みるー」
「生ビール追加で二つ」
私がビールを飲み干せば、同じタイミングでジョッキを空にした鷹哉さんがおかわりを注文する。
「今日は疲れただろう。いくらでも飲んでいいからな」
こくんと頷きながら、私はラーメン鉢のなかのスープをみつめる。
姫原さんのことを思い出すと、やっぱり嫌悪感がわいてきて、心が憂鬱になる。
すぐに大きな手のひらが伸びてきて、私の頭にポンと乗せられた。
「頑張ったな。自分の言葉できちんと伝えられていた。周りも姫原が嘘をつき、雛子を貶めようとしたとわかっているはずだ」
「鷹哉さんのお陰です……姫原さんの嘘を見抜いて、うまく誘導してくれて」
「俺は一目見てすぐ分かっていた。毎晩、雛子の企画は見て覚えていたからな」
「そう、だったんですか?」
「ああ。ただ見ているだけでもどかしくもあったが、雛子のひたむきに努力する姿を一番近くでずっと応援してたんだ」
「鷹哉さん……」
優しい言葉をかけられると、目の奥がすぐに熱くなりそうだ。