夏と君
Side 高橋亜矢斗



《あ、上原〜?オレだけど〜》

《は?なんでお前がでんの?は?ふざけんな、サクナにかわれ。》



《さくなら俺が送ってくから、じゃあ。》



珍しくかなり焦った様子の上原、
何か言いたそうだったけど、強制終了。


もうちょっと一緒に居たい とわがままを言った俺に、
彼女は嬉しそうに、ありがとう って。


そんなことされたら勘違いする。


あぁ、聞いてしまおうか、言ってしまおうか。



「さく、」


「ん?」



「好きな人いる?」


「うーん、いるよ」



彼女はなんだか気まずそうに答えた。



「アヤトくんは?」


「いるよ。」




そのまま告白してしまおうか迷った。
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