夏と君


「私ね、好きだよ。私も好きなの。

両親に無理矢理入塾させらてイヤイヤ行っていた塾でたまたま隣の席になって、
アヤトくんはいつも話しかけてくれて面白いこと言って笑わせてくれて、
たまに喋りすぎうるさいと先生に注意されたりもしたけど、、、

アヤトくんに会えるから塾行くの楽しみになったんだよね。」




優しい顔で俺の目をみて言ってくれた。


やべえ、すげえ嬉しい。



初めてさくと会った時、すごくつまらなそうに隣に座っていて、
普段なら気にならないけど、その日はなんだか揶揄いたくなって。


「どのくらいバカなん?」と揶揄い、どう考えても嫌な奴。


それに彼女は「偏差値45もないんだよねやばいよねー」と苦笑い。
やべ、地雷踏んだかも。って思った時には遅くて、



「っていうか、私ここで場違いすぎるし、バカすぎて強制的に入らされたし___」



とマシンガントークが始まった。


それが面白くてオレは毎回話かけるようになった。






「アヤトくん、私ね、勉強嫌いだけど頑張ったんだー。
ミウナちゃんがアヤトくんの志望校教えてくれて、
私馬鹿だから無理だー。って思ってたんだけど
どうしてもアヤトくんと同じ学校になりたくて、もう必死だったんだよ?」



と少し恥ずかしそうに言う彼女。



偏差値を10以上あげて入学したとミウナが言っていたのを思い出した。
オレはてっきりミウナと同じ高校に行きたくて頑張っていたもんだと思っていたのに、まさかオレだったとは・・・



嬉しすぎる・・・。





「さく、さくのこともっと好きになった。」


「なにそれー、どういうことー?」


と頬をピンクに染めて照れている彼女があまりにも可愛くて触れたくなった。





「さく、今日が記念日ってことでいい?」と聞くと

「うん!」ととびっきりの笑顔で言う。



うん。可愛い。オレ、こんなにデレデレできるんだ。。。


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