夏と君

「勘違いじゃないと思うよ。俺、さくのことが好きだよ。」



夢見たい。夢じゃないよね。まさかの展開にテンパっている私を彼は笑っていた。



「さく、今日が記念日ってことでいい?」

「うん!」



とは言ってみたものの・・・



「ねえ、アヤトくん、本当に私でいいの!?だってさ、私可愛くないよ?
アヤトくんみたいにモテモテじゃないから釣り合ってないし・・・・
あとうるさいし、頭も良くないし、運動も得意じゃないけ___」



私のマシンガントークを遮って「うるさー。いいんだよ。」と私の手を繋いだ。



「手、冷たっ!」と驚いた顔が面白くて笑ってしまった。



手からドキドキが伝わってしまいそうでなんだか恥ずかしくなった。




「さく、可愛いよ。おしゃべりなのも楽しいし、
勉強は苦手かもだけど目的を達成するために頑張る超努力家。
運動は、うーん。どうにもできないな!」


「褒められてて嬉しかったのに、最後の一言余計、、、」
とすごく嬉しかったのに誤魔化した。



「嬉しくて照れてるの誤魔化したのも可愛いよ」と見透かされていた。





アヤトくんと同じ気持ちだったことが今だに信じられなくて、
なんだか夢をみているみたい。


あの後、こっそりミウナちゃんに「アヤトくんと付き合うことになった。」と伝えると「えーーー!めっちゃ嬉しいーー!良かったねー!!」と自分のことの様に喜んでくれた。


私は良い友達を持ったな、とミウナちゃんのことずーっと大切にしようと心の中で誓った。

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