夏と君


「ただいまー。」

「さくちゃんおかえり、リコちゃんきてるよー。」とお母さんに言われた。



リビングから階段を登り、自分の部屋に向かう前に姉の部屋に立ち寄った。



「リコちゃ〜ん?」



「さくちゃん!おかえり〜!今日もお邪魔してまーす!」



「ん、いらっしゃい〜!リコちゃんが居ると家が明るくなっていいよ、ありがとう」


「あ、サナパパとは冷戦中でサナママとはぶつぶつ言い合いしてるもんねー」と苦笑いしていた。



サナちゃん高校3年の夏休みなのにほぼ毎日出かけていて大丈夫なのかとなんだか私まで心配になってきた。


ていうか、リコちゃんも受験とか大丈夫なのかな?




「さくちゃんおかえり、ママにひまみたいに夏期講習でも行ったら?
って毎日言われる〜っていうか今更遅くね?だる〜」とサナちゃんはぼやいている。



「んで、BBQ楽しかった?」とサナちゃんに聞かれて浮かれていた私は、


「アヤトくんと付き合うことになった。」と伝えると、




自分の姉より先にアヤトくんのお姉ちゃん、リコちゃんが、




「きゃーーー!!!!嬉しいーーー!」と何故か大喜び。



「ねえ、リコうるさいんだけどー。」とサナちゃん笑っていた。

< 34 / 56 >

この作品をシェア

pagetop