夏と君 【完】


「島田、浴衣似合ってるよ。可愛いね。」



「急にどうしたの、嬉しいけど。」


「可愛いと思ったから言っただけだよ?」
あと、泣きそうな顔してたから。
好きなんじゃん。やっぱり、てるのこと。」



「そうみたい。」



「なあ、島田。」



「うん?」





『てるじゃなくて、俺のことみて?俺にしとこ?』っていつもの俺ならそう言うけど、





絶対に振り向いて貰うために慎重に言葉を選ぼうと決めいていたから、

その言葉はまだ心にしまっておいて、



「花火が一番よく見える場所知ってるからそこ連れてってあげよーう。」
といつもの様におちゃらけていうと彼女は



「お?早坂にしてはやるじゃん!」といつもの調子で笑ってくれた。




*END*
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