夏と君 【完】
「あのさ、早坂、覚えてるかわからないけど、卒業式の日。」
卒業式の日?
「私にいつもみたいに付き合おうって言ったでしょ。」
あぁ。あの日のこと。
オレがミウナのことが好きということ、
あの日からお互いに触れてこなかった話を真剣な顔をしていう。
「覚えてるよ、忘れるワケないじゃん。だってあの日、」
「考えとく。」って1度言われた後に「無理」と言われた。
「早坂って、もう私のこと好きじゃない?よね…?友達?」と試されるような質問。
これ、回答によってはもう友達としても傍に居れなくなる?なんて不安な顔をしていたオレを読み取ったのか。
「ごめん、質問ずるかったね。私、今から困らせること言うと思う。」
「え?」
「私が好きになっちゃった。早坂のこと。」
「っ」
一瞬なにを言われたのか分からなくて、固まってしまった。
「まじ?」
「うん。」
「本気?まじ?」
「うん。」
「うそ?」
「うざい!ほんとだって!」と怒られた。
いや、だってありえなすぎて。