毒を持つ娘と、毒を食う獣魔王 ~偽りの愛と復讐劇~
第12話 ドックと、リィラの願い
ゼンティへの愛を自覚してからのリィラは以前と様子が変わった。
「ねぇ、ゼンティ。大丈夫? もっと毒を吸っておく? ほら」
朝、ゼンティが執務室へと向かう前にリィラは自ら唇を突き出して迫るようになった。
それは単にキスのおねだりをしているようにしか見えない。さすがのゼンティもリィラの変わりように萌えてしまう。
「ふふ、リィラちゃんってば可愛いなぁ。何回ほしがるの?」
わざとらしく困り顔をしながらも、ゼンティはリィラに『毒の吸引』ではない『普通のキス』を返す。
今まで毒を吸いたがって迫っていたゼンティと立場逆転。リィラがゼンティのキスを欲するようになっていた。
毒を吸われすぎたリィラにも依存症と禁断症状が出始めたのか、純粋な求愛行動なのかは定かではない。
そんな朝のイチャイチャにしか見えない二人の足元に、いつの間にか愛らしい子犬風の魔物がいた。
「ぴゃん! ぴゃん!」
ヒメは尻尾を振りながら、愛し合う二人を見上げて喜んでいるように見えた。
リィラはヒメを抱き上げるとソファに座って膝の上に乗せて抱く。
「そういえばヒメちゃんって何歳なの?」
以前、ヒメはもうすぐ成人するレディだと教えてもらったが、正確な年齢を知らない。見た目が子犬なので予想もできない。
「ねぇ、ゼンティ。大丈夫? もっと毒を吸っておく? ほら」
朝、ゼンティが執務室へと向かう前にリィラは自ら唇を突き出して迫るようになった。
それは単にキスのおねだりをしているようにしか見えない。さすがのゼンティもリィラの変わりように萌えてしまう。
「ふふ、リィラちゃんってば可愛いなぁ。何回ほしがるの?」
わざとらしく困り顔をしながらも、ゼンティはリィラに『毒の吸引』ではない『普通のキス』を返す。
今まで毒を吸いたがって迫っていたゼンティと立場逆転。リィラがゼンティのキスを欲するようになっていた。
毒を吸われすぎたリィラにも依存症と禁断症状が出始めたのか、純粋な求愛行動なのかは定かではない。
そんな朝のイチャイチャにしか見えない二人の足元に、いつの間にか愛らしい子犬風の魔物がいた。
「ぴゃん! ぴゃん!」
ヒメは尻尾を振りながら、愛し合う二人を見上げて喜んでいるように見えた。
リィラはヒメを抱き上げるとソファに座って膝の上に乗せて抱く。
「そういえばヒメちゃんって何歳なの?」
以前、ヒメはもうすぐ成人するレディだと教えてもらったが、正確な年齢を知らない。見た目が子犬なので予想もできない。