イケメンすぎる、君が好き。
葵side
気がつけば、今週最後の日になっていた。
朝の教室に入った瞬間から、いつものように声が飛んでくる。
「おはよう、桐生くん!」
「ねぇねぇ、今日放課後って部活ある?」
「うん。今日は他校との練習試合。
応援してくれると嬉しいな」
私は笑って答えながら、自分の席へ向かう。
いつも通り。
今までと、何も変わっていない。
……はずなのに。
ほとんど無意識に遥の背中を探した。
席に座って、友達と話している。
目が合った。
「あ」
遥がぱっと笑った。
太陽みたいな、あったかくて底抜けに明るい笑顔。
私は遥のその表情がどうしようもなく好きだった。
見ているこっちまで幸せな気分になる。