イケメンすぎる、君が好き。
胸の奥が、ちくりと痛む。

遥は。

遥は、私のことを誰よりもかっこいいと言ってくれる。

試合のときだって、誰より大きな声で応援してくれた。

私がシュートを決めるたびに嬉しそうにして。

私がちょっと照れただけで、自分まで嬉しそうに笑って。

……そんな遥を思い出すたびに、胸がきゅっとなる。

かっこいいって言われるのは、別に嫌じゃない。

昔からかけられてきた言葉だし、自分ではよくわからない分、

その評価に見合うよう言動も意識してきた。



同年代の子と比べても飛び抜けて高い身長。



同じバスケ部の子たちよりも一音低い地声。



周りの子達と比べて切れ長な目元。



全部全部、可愛いと言われるような系統じゃないのは分かってる。



イケメン顔。ボーイッシュ。かっこいい。



そんな言葉たちが、私を表す一番の褒め言葉だということも分かってる。



でも。

もしそのせいで、遥が私を「遠い存在」だと思ってしまったら。

もし、遥が私よりかっこいい彼女なんて嫌だって、少しでも思っていたら。

それが一番怖かった。

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