イケメンすぎる、君が好き。
「……。」

窓の外を見る。

遥は今頃陸上部に行っているのだろう。

.......ここで待ってたら、一緒に帰れるかな。

そう思った、その時。

「桐生くん、今日一緒に帰らない?」

「え?」

また、声をかけられる。

「あ......ごめん、今日は―――」

断ろうと開いた口が、相手の期待した顔を見てふっと止まった。

「……もちろん。」

「ほんと!?」

嬉しそうな声に、私は曖昧に笑った。

まただ。

またこうやって。

私は遥との時間を、自分から遠ざけている。

別に、誰かにそうしろと言われたわけじゃない。

誰かが悪いわけでもない。

全部、自分で選んでいる。

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