イケメンすぎる、君が好き。
だから余計に苦しかった。

(……遥)

誰にも聞こえない声が、ぽつりと零れる。

今週、ちゃんと話せた時間はどれくらいあっただろう。

数分?

数時間?

もしかしたら、それより少ない。

たった数日。

それなのに、こんなに寂しいなんて思わなかった。

私は自分の机の上に視線を落とす。

そして、誰にも見られないように、小さくため息を吐いた。

「……会いたいな」

学校では、みんなの王子様。

誰にでも優しくて、誰にでも笑って。

けれどそのせいで、一番大切な人と話せなくなっている。

遥が私をどう思っているのか分からなくなっていく。

不安だけが、静かに胸の奥に残っていた。

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