イケメンすぎる、君が好き。
「いや、それが―――......逆恨み、みたいなの。」

「……は?」

足が止まりかける。

「はぁ?逆恨みって何。」

「葵ちゃんが悪いわけじゃないよ」

颯汰が走りながら補足する。

「その男子、付き合ってた彼女に

『葵くんのほうがかっこいい』って振られたらしくて。」

「は?」

「それで、フラれたのは葵のせいだーって、完全に逆ギレしてるみたい。」

美優が顔をしかめる。

「『俺より桐生(おとこおんな)のほうがいいのかよ』ってずっと言ってたらしいね」

「…………。」

嫌な予感が、現実味を帯びていく。

「それで今日、葵がその男子に体育館倉庫に呼び出されたんだって」

「……葵は?」

「たぶん、もう体育館倉庫にいる。」

「は?」

頭の中が、一瞬真っ白になった。

「なんで止めなかったんだよ!」

「止める暇なかったの!」

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