イケメンすぎる、君が好き。
しかも汗を拭う仕草まで様になるんだから。

「ありがとう。」

葵は困ったように笑いながらも、

一人ひとりにちゃんとお礼を言っている。

「助かるよ。

でも、みんなも暑かったでしょ。ちゃんと水分取ってね。」

……。

はぁぁぁ.........そこなんだよな。

普通なら、自分が応援されて嬉しいで終わるところを、

葵は相手のことまで気遣う。

イケメン。

あー、ほんとイケメンだ。

「むーりぃぃぃ……」

「遥が壊れたぁ〜」

颯汰が呆れたように笑う。

「いや、だって。」

俺は視線を外せないまま答える。

「かっこよすぎるだろ。」

「はいはい、そうだねぇ。」

「汗かいてるだけなのに。

髪かき上げただけなのに。

なのに......なんであんな少女漫画の表紙みたいになるんだよ!!!」

「葵ちゃんだからじゃない?」

「.......そっか。」

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