イケメンすぎる、君が好き。
俺が見ていたかどうかを気にしている。

「見てた!!!」

葵の目が緩んだ。

「……そっか。」

くすっと嬉しそうに笑う。

それを見るだけで、さっきまでの疲れなんて全部吹き飛んだ。

「後半も頑張るよ」

「おう!」

「応援してて。」

「もちっろん!!!」

くすっと笑った葵は小さく頷くと、またコートへ戻っていく。

そうして後半戦が始まってからも、試合の勢いは衰えなかった。

むしろ、時間が進むほどコートの熱気は増していく。

葵は何度もボールを奪い、味方へ繋ぎ、

ときには自らゴールへ切り込んでいった。

美優もその隣で声を出し続け、

二人が作る流れにチーム全体が乗っていく。

点差が縮まれば、葵が取り返し、

誰かがミスをすれば、すぐに声をかける。

苦しい時間帯でも、葵だけは絶対に下を向かなかった。

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