冷血心臓外科医はお飾り妻を逃がさない~愛なき契約から始まる甘く暴かれる独占婚~
「だから、手放さない。これからも俺の妻でいてくれないか?」
ずっと堪えていた涙が視界を滲ませる。諦めていたのは、私の方だった。自分が悪かったと無理に納得して、ひとり抱えていた傷に成明さんは気づいてくれた。前を向けたのは成明さんがいたからだ。
「……誕生日プレゼント、やっぱりお願いしてもいいですか?」
震える声で切り出す。さっきは十分だって言ったけれど、やっぱり、どうしても欲しいものがある。
「私も、これからも成明さんの奥さんでいたいです。……ずっとそばにいてください」
神様なんていない。大事なものを私から平気で奪っていくし、いくら祈っても結果は変わらない。だから期待せずに現実を受け止めるしかないんだと思っていた。
でも成明さんと出会って、自分で選んでいいって背中を押してもらえたから。受け入れるだけじゃない、未来は自分で決めていく。私の隣には成明さんにいてほしい。
成明さんはこつんと額を重ねてきた。彼の切れ長の瞳に私が映る。
「もちろん。離れたいと言っても離すつもりはない。約束する。小夜を絶対にひとりにしない」
どうやら彼には、私の中にある小さな不安も全部お見通しらしい。瞬きしたら涙がこぼれ落ち、成明さんの指が優しく目尻を拭ってくれた。
目が合い、どちらからともなく唇を重ねる。やっと今、私たちは本物の夫婦になれたんだ。
ずっと堪えていた涙が視界を滲ませる。諦めていたのは、私の方だった。自分が悪かったと無理に納得して、ひとり抱えていた傷に成明さんは気づいてくれた。前を向けたのは成明さんがいたからだ。
「……誕生日プレゼント、やっぱりお願いしてもいいですか?」
震える声で切り出す。さっきは十分だって言ったけれど、やっぱり、どうしても欲しいものがある。
「私も、これからも成明さんの奥さんでいたいです。……ずっとそばにいてください」
神様なんていない。大事なものを私から平気で奪っていくし、いくら祈っても結果は変わらない。だから期待せずに現実を受け止めるしかないんだと思っていた。
でも成明さんと出会って、自分で選んでいいって背中を押してもらえたから。受け入れるだけじゃない、未来は自分で決めていく。私の隣には成明さんにいてほしい。
成明さんはこつんと額を重ねてきた。彼の切れ長の瞳に私が映る。
「もちろん。離れたいと言っても離すつもりはない。約束する。小夜を絶対にひとりにしない」
どうやら彼には、私の中にある小さな不安も全部お見通しらしい。瞬きしたら涙がこぼれ落ち、成明さんの指が優しく目尻を拭ってくれた。
目が合い、どちらからともなく唇を重ねる。やっと今、私たちは本物の夫婦になれたんだ。