冷血心臓外科医はお飾り妻を逃がさない~愛なき契約から始まる甘く暴かれる独占婚~
肌に刺さる空気が日に日に冷たさを増している。初めて来たときよりも、緊張しながら私は三神さんのマンションを訪れていた。
よりによって今日は在宅なんて……。この前と同じようにコンシェルジュに案内され、彼の部屋に向かう。
チャイムを一度、鳴らしたものの中から反応はない。このまま出てこないなら拒絶と受け取ってもいいのかもしれないが、また本を集中して読んでいるのかな?
あれこれ思い巡らせているとドアがガチャリと開いた。
「今日は何度も鳴らさないんだな」
開口一番の内容に、私は唇を尖らせる。
「あれは……部屋の中で倒れているんじゃないかと思ったんです」
彼が言っているのは、初めてここを訪れたときのことだろう。
私の答えに、三神さんはわずかに目を見開いたが、そのまま中へ促される。
おかげで肝心なことを言うタイミングを失ってしまった。
三神さんはネクタイをしていないもののワイシャツを着て、きっちりした格好はしている。仕事から帰ってきたのか、これから行くのか。
どうしようかと思いつつリビングに向かうと、案の定テーブルの上と床に資料や本が乱雑に広がっていた。
予想通りと言うべきか。呆気にとられながらも、彼を真っ直ぐに見つめる。
「あの……この前は失礼な発言をすみませんでした」
自分から切り出し、頭を下げる。謝罪は早さと潔さだ。
「べつに。気にしていない」
三神さんからは素っ気ない返事があり、おずおずと頭を上げる。まぁ、気にされているよりいいんだけれど。
よりによって今日は在宅なんて……。この前と同じようにコンシェルジュに案内され、彼の部屋に向かう。
チャイムを一度、鳴らしたものの中から反応はない。このまま出てこないなら拒絶と受け取ってもいいのかもしれないが、また本を集中して読んでいるのかな?
あれこれ思い巡らせているとドアがガチャリと開いた。
「今日は何度も鳴らさないんだな」
開口一番の内容に、私は唇を尖らせる。
「あれは……部屋の中で倒れているんじゃないかと思ったんです」
彼が言っているのは、初めてここを訪れたときのことだろう。
私の答えに、三神さんはわずかに目を見開いたが、そのまま中へ促される。
おかげで肝心なことを言うタイミングを失ってしまった。
三神さんはネクタイをしていないもののワイシャツを着て、きっちりした格好はしている。仕事から帰ってきたのか、これから行くのか。
どうしようかと思いつつリビングに向かうと、案の定テーブルの上と床に資料や本が乱雑に広がっていた。
予想通りと言うべきか。呆気にとられながらも、彼を真っ直ぐに見つめる。
「あの……この前は失礼な発言をすみませんでした」
自分から切り出し、頭を下げる。謝罪は早さと潔さだ。
「べつに。気にしていない」
三神さんからは素っ気ない返事があり、おずおずと頭を上げる。まぁ、気にされているよりいいんだけれど。