冷血心臓外科医はお飾り妻を逃がさない~愛なき契約から始まる甘く暴かれる独占婚~
「彼の仕事は立派で、そのために寝る間も惜しんで努力しています。いつも仕事に厳しくて、真剣に向き合って……若いからとか、見た目だけで決めつけないでください!」
一気に捲し立てると、心臓が激しく打ちつけ息が切れそうになる。目を丸くする男性を視界に捉え、今さらながらとんでもないことを言っててしまった と、足元がふらつきそうになった。
「わ、私……」
罵声を浴びせられるのを覚悟していたら、急にうしろから肩を抱かれ、そのまま引き寄せられる。
「わっ」
転びそうになったがそれを免れ、三神さんに密着するようにして庇われたのだと気付き、頭が真っ白になった。
男性の様子をうかがうと、異常なほどに血の気が引いていて、焦点がおかしい。どうしたんだろうと思った瞬間 、彼は突然その場に倒れた。
「戸田さん!」
もう一人の男性が心配そうに声をかけ、三神さんはしゃがみ込み、すぐさま男性を仰向けにして顎を上げて気道を確保した。
「聞こえますか? 聞こえたら反応してください」
倒れている男性――戸田さんの耳元で三神さんがよく通る声で尋ねる。しかし反応はない。落ち着いた様子の三神さんとは対照的に、もうひとりの男性が叫ぶ。
「おい、戸田さん。しっかりしろ!」
三神さんが私の方を向いた。
「救急車を!」
「あ、はい」
指示を出され、スマホを取り出す。注目を浴びていた自覚はあるが、さらに人だかりができていた。
一気に捲し立てると、心臓が激しく打ちつけ息が切れそうになる。目を丸くする男性を視界に捉え、今さらながらとんでもないことを言っててしまった と、足元がふらつきそうになった。
「わ、私……」
罵声を浴びせられるのを覚悟していたら、急にうしろから肩を抱かれ、そのまま引き寄せられる。
「わっ」
転びそうになったがそれを免れ、三神さんに密着するようにして庇われたのだと気付き、頭が真っ白になった。
男性の様子をうかがうと、異常なほどに血の気が引いていて、焦点がおかしい。どうしたんだろうと思った瞬間 、彼は突然その場に倒れた。
「戸田さん!」
もう一人の男性が心配そうに声をかけ、三神さんはしゃがみ込み、すぐさま男性を仰向けにして顎を上げて気道を確保した。
「聞こえますか? 聞こえたら反応してください」
倒れている男性――戸田さんの耳元で三神さんがよく通る声で尋ねる。しかし反応はない。落ち着いた様子の三神さんとは対照的に、もうひとりの男性が叫ぶ。
「おい、戸田さん。しっかりしろ!」
三神さんが私の方を向いた。
「救急車を!」
「あ、はい」
指示を出され、スマホを取り出す。注目を浴びていた自覚はあるが、さらに人だかりができていた。