冷血心臓外科医はお飾り妻を逃がさない~愛なき契約から始まる甘く暴かれる独占婚~
談話スペースで会話を楽しんでいた患者同士や、彼に視線を送っていた患者、通り過ぎざまの若い女性看護師が、 それぞれあからさまに顔に出るほど衝撃を受けている。
「えーーーー!?」
当のさやかちゃんは、心底驚いたといった声をあげた。病院だからか、すぐさま口を押えたが、私たちはますます注目を浴びるはめになっている。
「うそ、びっくり! 心臓止まるかと思った」
さやかちゃんが言うと洒落にならない。血の気が引きそうになる私に対し、彼女は満面の笑みを浮かべた。
「うれしい! 初めて会ったときから小夜さんのこと素敵だなって思ってたから。三神先生、よかったね」
さやかちゃんの言い方に、なんだか噴き出しそうになった。まるで成明さんの保護者か友達みたいだ。
ちょうどさかやちゃんの検診にやってきた看護師に促され、そのままさかやちゃんは部屋に戻っていった。
周りに人がいるものの成明さんとふたりになり、思わず緊張してしまう。
「小夜」
「あ、はい」
声をかけられたものの私はつい一歩引いてしまった。
「今日はもうすぐ退勤だから、職員専用駐車場に停めてある車で先に待っていてくれないか?」
そういえば今朝、成明さんはかなり早くに出勤していた。とはいえマンションまでそんなに距離もないし 、電車で帰って先に夕飯の準備なりしておきたい。
総合的に考えて断ろうとしたが、先に成明さんが動く。
「えーーーー!?」
当のさやかちゃんは、心底驚いたといった声をあげた。病院だからか、すぐさま口を押えたが、私たちはますます注目を浴びるはめになっている。
「うそ、びっくり! 心臓止まるかと思った」
さやかちゃんが言うと洒落にならない。血の気が引きそうになる私に対し、彼女は満面の笑みを浮かべた。
「うれしい! 初めて会ったときから小夜さんのこと素敵だなって思ってたから。三神先生、よかったね」
さやかちゃんの言い方に、なんだか噴き出しそうになった。まるで成明さんの保護者か友達みたいだ。
ちょうどさかやちゃんの検診にやってきた看護師に促され、そのままさかやちゃんは部屋に戻っていった。
周りに人がいるものの成明さんとふたりになり、思わず緊張してしまう。
「小夜」
「あ、はい」
声をかけられたものの私はつい一歩引いてしまった。
「今日はもうすぐ退勤だから、職員専用駐車場に停めてある車で先に待っていてくれないか?」
そういえば今朝、成明さんはかなり早くに出勤していた。とはいえマンションまでそんなに距離もないし 、電車で帰って先に夕飯の準備なりしておきたい。
総合的に考えて断ろうとしたが、先に成明さんが動く。