君に溺愛をあげる。
「お礼をさせてくれ。欲しい物があったらなんでも用意する。もちろん、金でもいい。」

お、お金っ…?

「い、いえ、なにもありません…!」

わたしが勝手にしたことだし、気にしないで欲しい…。

というか、こんなにかわいいお馬さんの手当てをさせてもらえて、わたしこそお礼を言いたいぐらいだ。

「欲がないやつだな…お前のようなやつは初めてだ。」

お、大げさじゃないかな…。

「でも、それだと俺の気が済まない。」

言葉どおり、彼はなにかわたしが言わなきゃ、引き下がらないふんいきだった。

どうしよう…うーん。あっ…そうだ…!

「じゃあ…帰ったらこの子においしいご飯をいっぱい食べさせてあげてください」

「…は?」

「馬の大好物は、甘い物です!にんじんやりんご、バナナ…それから、ハチミツも好きです!」

手当てをするあいだたくさん我慢したんだから…たくさんご褒美をあげてほしいなっ…。

「おまえ…」

彼がなにか言いたそうにしていた時、ハッと思い出した。
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