君に溺愛をあげる。
継母たちが、ルカ様を見て驚いた様子で立ち上がった。

…今、ルカ王子って言わなかった?

「…っ、なぜ、マリーが」

わたしに気づいた妹たちが怖い顔でこちらを睨んでいる。

なにがどうなっているかわからないわたしはルカ様をみた。ルカ様は、わたしを抱えたまま、王様たちを睨んでいる。

「探していた者は見つかった。…が、彼女は倉庫に閉じ込められていたんだが、どんな事情が?」

「マ、マリー…。」

私を見て、冷や汗を浮かべている王様。

「そういえば、名前を聞いていなかった。マリーというのか。」

ルカ様は一瞬わたしの方をみて、ふっと微笑んだ。

その笑顔があまりにも綺麗で、ドキッとしてしまう。

けれど、すぐに怖い顔にもどって、継母たちを睨んだルカ様。
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