ポリスラインを翔びこえて

「きゃー、ほんと可愛い!一度お会いしてみたかったのーっ」

「は、はあ…」

「弟の駆がお世話になってますぅ〜」

「ああ!犬井くんのお姉さんなんですね!」


そういや前になんか言ってた気がする。
あー、確かにタレ目とか小顔なところ似てるなあ。


「今度ぜひうちに遊びにおいで!いっぱいお話したいわ〜」

「あ、それならさっき犬井くんからお誘いがあって、近いうち新作ゲームの攻略をお願いされて……はっ!」

「そうなのまこちゃん?」


セイ兄の鋭い視線が突き刺さる。
ああ、そういう話は先に家族を通してからだったわ…。


「セイ兄、今日帰ったらちゃんと言うつもりだったよ?他のお友達も呼ぶって言ってたし、まだ日程も決まってないから…!」

「まあいいや。それよりまこちゃん、これからどこか行くの?」

「書庫に調べもの。セイ兄は?」

「さっき用事終わって帰るとこ。まこちゃん忙しそうだね、頑張って」

「うん!セイ兄も!」


じゃあまた、と手を振るとセイ兄はひらりと右手を上げる。

そのあとに続く犬井お姉さんと他の部下も笑顔で手を振ってくれた。

< 109 / 300 >

この作品をシェア

pagetop