ポリスラインを翔びこえて

犬井くんを見るとゲームのセッティングを始めていて、テレビの方でごそごそ動いている。

私も何か手伝おうと思いすぐそこにあったコードの絡まりをほぐす。


「ゆーりちゃんって?女の子だったんだ」

「ううん、男だよお。隣の隣の隣に住んでる同い年の幼馴染なんだけど、昔はよく家族でバーベキューとか遊園地とか行ってたんだあ」

「へえ、家族ぐるみで仲良しなんだね」

「ゆーりはよく体調崩すから家でゲームしたり漫画よんだりも多かったけど、おもしろいやつだからぜひ会ってほしかったなあ」

「そうなんだ……残念だね」


コードを伸ばし終わって箱を見ると、懐かしいゲームソフトやカセットがたくさん詰まっていた。

これ幼い頃にセイ兄と友達とよくやってたなあ…。
あ、こっちは私がめちゃくちゃ強くて圧勝だったやつ。
あれは……あー思い出したくない、めちゃくちゃ下手なやつ。

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