ポリスラインを翔びこえて
「ぼく真似したわけじゃないよお?白バイに乗りたいだけだもん」
「またまたそんなこと言ってー。まっいいや、それより私はゆーりちゃんの様子みてくるからちょっと出るわね。チーズケーキ残しておかないと承知しないわよ?」
「はあい。いってらっしゃーい」
バタン、と玄関のドアが閉まる音がして静まり返る空間。
「…あ、犬井くんは一緒に行かなくていいの?もし私に気を遣ってるならすぐ帰るよ?」
「ううん、むしろ姉さんに気い遣ってる」
「え、どういうこと?」
「……姉さん、ゆーりのこと好きなんだあ」
「えっ…!」
「だからあえて行かない」
「わ、私が知っていい話なの?秘密事項だよね!?」
「あは、姉さんには絶対言わないでね?」
「うっかり口滑りそうで怖いんですけど!」
「そのときはぼくの唇が蒼羽刑事のおくち塞いじゃうから」
「絶対言わない」
……予定とは違う人数だけど、まあゲーム攻略に支障はないからいっか。