ポリスラインを翔びこえて
昨日はホムラマコトの保護者とか言ってたのに、今日は打って変わってへりくだった態度でホムラマコトに仕えているとは。
この二人の関係性は一体。
「アオちゃんの好きだったやつ」
「え?」
「ジンジャーエール」
「なんで知ってるの?」
「……なんとなく」
「え、なにそれ」
予想外な返事が面白くて思わずふふ、と笑ってしまったら、ホムラマコトも頬を緩めて優しい温度をまとう。
そんなふうに笑えるんだ、と思った。
「ねえアオちゃん」
「蒼羽よ」
「きみはどうして警察官になったの?」
「それは……」
蒼羽一家で育ったから。
パパみたいに偉大な警察官に憧れたから。
ママみたいに組織を支える仕事がしたかったから。
セイ兄を追って知的で格好いい警察官になりたかったから。
もともと正義感が強い性格だから。
もっと強くなりたいと思ったから。
天職だと思ったから。
国を守る一員になりたいと思ったから。
いろいろあるけど一番は……、