ポリスラインを翔びこえて
「ちょ、ちょっと、二人そろってなんでっ、あははははっ……うー、お腹痛いのにーっ、うはははは」
「まこちゃん……そんなに笑わないで、傷口開いちゃうから……」
いやでもさぁ、笑わないでいるほうが難しいって、コレ。
「なんで、ふふっ、二人そろって丸坊主なの?」
そう、パパもセイ兄も髪の毛がなくなっていた。
いやうん、それでも素がいいからサマになってるけどさ。
丸坊主でも格好いい人って本当のイケメンだと思う。
「まぁあれだ、落とし前みたいなもんだ」
「ふはっ!そんな、ヤクザじゃあるまいし」
「それは禁句だよまこちゃん…」
そりゃそうだ。右から左へ聞き流しておくれ。
別にそこまでする必要ないのに。
あれは事故のようなものだし、大体なんでパパまで刈る必要があったのよ、撃ったのはセイ兄だけじゃん。